カータレット (攻撃輸送艦)
カータレット | |
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サンフランシスコ湾を航行中のカータレット 1946年撮影 | |
基本情報 | |
建造所 | コンソリデーテッド・スチール社ウィルミントン造船所 |
運用者 | アメリカ海軍 |
艦種 | 攻撃輸送艦 |
級名 | ギリアム級攻撃輸送艦 |
艦歴 | |
進水 | 1944年8月15日 |
就役 | 1944年12月3日 |
退役 | 1946年8月6日 |
最期 | 1948年4月19日、重巡洋艦トレドによって標的艦として撃沈 |
要目 | |
排水量 |
4,247 t (軽荷時) 7.080 t (満載時) |
トン数 | 8,500 cu. ft、2,600 t |
全長 | 130 m (426 ft) |
最大幅 | 18 m (58 ft) |
吃水 | 4.9 m (16 ft) |
ボイラー | バブコック・アンド・ウィルコックス社製ボイラー ×2 |
主機 | ウェスティングハウス・エレクトリック社製タービン・エレクトリック方式 ×2 |
推進 | プロペラ2軸 |
出力 | 6,000 hp |
乗員 | 士官27名 下士官295名 |
搭載能力 | 士官47名 下士官802名 |
兵装 |
5インチ38口径単装両用砲 ×1 2連装40mm対空機関砲 ×4 20mm対空機関砲 ×10 |
カータレット(英語: USS Carteret (APA-70))は、アメリカ海軍の攻撃輸送艦。ギリアム級攻撃輸送艦の14番艦。艦名はノースカロライナ州南東部に位置するカータレット郡にちなむ。
艦歴
[編集]太平洋戦争
[編集]1944年8月15日、アメリカ海事委員会契約のもと、カリフォルニア州ウィルミントンのコンソリデーテッド・スチール社造船所にて進水。同年12月2日に海軍に取得され、翌日就役。J・L・ハンター大佐指揮下で太平洋艦隊に配属された。1945年1月24日、兵員を乗せてカリフォルニア州サンディエゴを離れ、真珠湾へと向かった。
サイパン島へと向かう途中、激戦が続く硫黄島にて兵員と装備を揚陸する。支援のためにしばらく停泊したが、3月2日に死傷者を乗せてサイパンへと出航した。
3月19日、兵員と装備を積載するため、ツラギ及びエスピリトゥサント島に到着。4月9日、沖縄に到着。以後1週間、昼間は揚陸のパターンをこなし、夜間は沖へと退避した。「カミカゼ」の攻撃を受けることなく、4月23日に補修のためウルシー環礁へと後退した。
5月16日にパラオ、セブ島、サン・ペドロ湾に向けて出港。各地でサンフランシスコに向かう乗客を乗せ、太平洋を渡り6月27日に入港。ワシントン州シアトルで短期間補修を受けた後、7月17日に兵員・設備の展開のため再び太平洋に戻った。
戦後
[編集]太平洋各地から仁川へと進駐軍兵士を輸送する任務に当たる。1945年10月24日から1946年3月2日まで、米兵を日本や沖縄から米本土に帰還させる船団に2度加わった。
真珠湾で特別訓練を受けた後、5月28日から8月27日までビキニ環礁で実施された核実験・クロスロード作戦に第1統合任務部隊の一員として参加。1946年8月6日に退役し、クェゼリン環礁に曳航された。1948年4月19日、重巡洋艦トレドによって撃沈された。
外部リンク
[編集]- Carteret (APA-70)
- APA-70 Carteret
- この記事はアメリカ合衆国政府の著作物であるDictionary of American Naval Fighting Shipsに由来する文章を含んでいます。